田中さんの体験談①

建設関係の仕事をしていた田中(仮名)さんは、あるとき交通事故を起こしてしまった。

それが借金人生の始まりだったという。

「うん事故でね。500万円とう賠償金を背負った。
そのうちの200万円は自分の貯金なんかで工面したんだけど、残り300万円は、毎月6万ずつ支払うことになったんだよ。
僕はそのほかに労働金庫からの借入もあったから、その返済と事故の6万円を支払うと、妻と僕の2人が生活していぃギリギリのお金しか残らなかった」
 
ついていないことに、不況のあおりを受け、田中さんの収入はからりダウンしてしまう。

毎月の支払ができない状況に陥ってしまった。

窮地に立った田中さんは銀行やクレジットカードを利用する。

「まずね、ローンの枠でお金を借りたんだ。でも、すぐ限度額に達してしまった。
そこで次に、クレジットカードのショッピング枠を現金化したよ。
カードの枚数を増やしたり、カードごとの引き落とし日の違いを利用したりしてね。
 それはうまくまわしていたつもりだった。けれど、すぐに限度額に達してしまった。
結局、支払いを先送りできただけで、利息のつく余計な借金が増えてしまったということになる」
 
このころ、さらに建築関係の仕事が減り、田中さんは支払いどころか生活費にも困るようになった。
(つづく)